人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「投影性同一視」

投影性同一視という言葉をコメントいただいて
岡田尊司先生の「境界性パーソナリティ障害」
書かれていたな、と思い、本を引っ張り出した。

書かれていたことは

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「自己と他者の境界が曖昧になる」

このタイプの人は、自分と他者の境目が曖昧で、
十分に区別できていないということである。
そのため自分の視点と他者の視点を混同してしまいやすい。
(中略)
自分と相手が別の存在で、自分の感じ方と相手の感じ方は
別々のものだと頭では理解していても、いつのまにか混同し、
そのことにも本人は気づかないのである。
(中略)
もうひとつ起こりやすい問題は、自分の基準でしか、
相手を見ることができないということである。
これは周囲の問題ばかりに目が向きやすい原因ともなる。
対人関係や子育てでも相手を一面的に判断し、
好き嫌いや支配の激しい、過酷な状況を作りやすい。
相手の気分が伝染しやすいだけでなく、
自分がイライラしたり、気分を害していると、
相手もイライラしていたり、気分を害しているように
感じてしまうことがある。
つまり、自分と相手の感情が混同されてしまうのである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まさに昨夜私が他人の悪口に傷ついたのは
投影性同一視ではないか…と思った。
さらに、白黒思想まで出ていた気がする。

私は確かに同一視の傾向があり、
他人と自分の気持ちが限りなく近いと思っているところがある。

岡田先生の本には、この症状を解決する方法が書かれていない。
(念のため、再読しようと思っている)

人は人、自分は自分、と思うことでこれは解消するのだろうか?
きっと私はこの症状について、まだ苦しむ気がしている。








にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 境界性人格障害へ
にほんブログ村
by foxyborderline | 2013-06-15 19:26 | Comments(0)


境界性人格障害と躁鬱を抱える本人のブログ


by foxyborderline

カテゴリ

全体
最初に
気づきから治療まで
DSM-IV診断・私の場合
死にたい
日々
治療について
仕事のこと
恋愛
書籍
マインドフルネス
未分類

最新の記事

「近況」
at 2021-01-25 00:27
「大丈夫」
at 2020-02-20 05:52
「低空飛行ながらも穏やかに」
at 2019-05-26 20:40
「ジェットコースターから、降..
at 2019-01-25 17:24
「生きています」
at 2018-07-19 01:47

ブログパーツ

タグ

以前の記事

2021年 01月
2020年 02月
2019年 05月
2019年 01月
2018年 07月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月

最新のトラックバック

ブログジャンル

メンタル
病気・闘病