「私を産みなおして」

「図解決定版 パーソナリティ障害を乗りこえる! 正しい理解と最新知識」
には

「3歳児までに「親が助けてくれるという安心感」を得られない子どもに発症しやすい」
と何度も書かれていた。



私はひとつ歳上の兄がいる。

年子ということで、母は子育てにてんてこ舞いだったと思う。


それに、3歳までの記憶なんて当然ない。


私が思い出せることは、
小学一年生の時、学校の机で「死にたいな」と思っていた事だけ。

ノートに、毎日の気分の変調をグラフにして書いていた。
そして他者と比べては、激しく落ち込む子どもだった。



ふと、境界性人格障害の知識が薄い初心者には分かりやすい
「図解決定版 パーソナリティ障害を乗りこえる! 正しい理解と最新知識」
を、母に読んでもらいたいな、と思った。


でも母に、「子育てについて間違っていた」という認識を持たせなくはない。

そう思うと、やめておこう、と思ってしまった。



母は慰め方というものを知らない。

私が自殺未遂を繰り返していたころも
怒りを私にぶつけるだけで、慰めてもらったことはない。


もし私が母になったとして、我が子が泣いて叫んでいたら
抱きしめて背中をさすってやるだろう。


そういうことを、母は知らない。
きっと、母自身が、祖母にそういうことをしてもらっていなかったのだろう。


家族ですら、正確には障害を理解してもらない。
そういうことは、限りなく寂しいことだ。



原因に目を向けても、過去は過去。
変えられないと頭では分かっている。

しかし、じゃあなんで私はボーダーになってしまったのか。
という念は消えない。



「今の自分があるのは自分で選んできたこと」だと
友人だったHは言った。

突き放された気持ちになって、私は泣いた。

でも、私には、私が一体何を選んできたのかすら、分からなかった。


アイデンティティが希薄な私は、自分の行動にすら責任を持てない。

ただ、愛されたいという一心だけで生きてきた。




何が間違っていたのか、それすら私にも分からない。


もし叶うのなら、母にもう一度産みなおしてもらいたい。





お母さん、私を産みなおして。


そして、育てなおして。











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by foxyborderline | 2014-04-25 11:21 | 日々 | Comments(0)


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