「通院」

火曜日は月に一度、医大への通院の日。


待合いでは、奇声をあげ暴れる中学生くらいの男の子がいて、
私は恐怖を感じていた。

主治医が、彼の元へ行き、
入院の手続きを両親に説明していた。

精神を病むということは、ああなる可能性もあるということだ。

どうやら、彼は脳に障害があるのだと分かった。


診察室に入るなり、
「見捨てられ不安と試し行為が出た」と先生に訴えた。

私がEさんに何をしたかを話した。


「どうせ愛されない」と話す私に、先生は

「どうして「ワードリピート」をしないの?」と言った。


「するのが怖いから」と私は言った。

「ワードリピートをして傷つくかもしれないのなら
普段から「見捨てられている」と不安に苛まれているほうがマシだ」と。


「そういう考えを持つことに対して、どう思っているの?」と先生。


「よくないと思っているけれど、これが30年近くで身についた
思考の癖だから、仕方ないと思っている」と私。


「foxyさんは、随分マインドフルネスも出来てきて、テクニックがあるのに
感覚としてまだ身についていないね」
「でも、ここに通って3年、うち2年がまともだとして。
30年と2年では太刀打ちできないよねー…」

と先生は笑った。

「Eさんが、サポートしてくれる男性じゃないと、結婚してはいけない」

それから

「冷静に対応し、例えば壊れそうになっているときに
「マインドフルネスをするんでしょ」とか「ワードリピートは?」
とか言ってくれる、とかさ」

と続けて言った。


それは共依存ではなく、単に冷静にサポートするという関係。

それが、Eさんならいいのに、と思った。


この日は、久しぶりに泣けた。

いつものように笑って診察に向かえなかった。


寒空を駐車場まで歩いた。

Eさんに、なんて言えばいいのだろう。

もう、嫌われてしまっただろうかと考えて、
それから絶望的な気持ちになった。




薬は以前と同じ。

●エビリファイ6mg×1錠(12mgから減薬)
メジャートランキライザー(強力精神安定剤)の一種。

●ラミクタール100mg×4錠
脳神経の興奮をおさえて、てんかんの発作を予防する。
また、躁うつ病の維持療法に用いる。





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by foxyborderline | 2014-12-17 22:09 | 治療について | Comments(0)


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