「父の夢」

今日は久しぶりに父の夢を見た。


それは破天荒だった若い頃の父で、とてもスタイルが良かった。

背が高くハンサムで、父は女に大層モテた。

子供だった私から見ても、色気のあるとてもいい男だった。


幼かった私は、毎夜父の膝に乗り晩酌の相手をしていた。

今思えば、その頃は溺愛されていたのだと思う。



離婚後、父は肝硬変を発症し、肝癌になり死ぬ。

寝たきりになった数年の介護は、私の5つ上の女性がしていた。


父が死んで、もう10年になる。



父と、どこかへ逃げている夢だった。

懐かしかった。

夢で会えて嬉しかった。



私が思春期になるころ、父の会社は倒産した。


鳴り止まない、出てはいけない電話。

チャイムの音がしても、出てはいけないドア。

やくざ。

空っぽの冷蔵庫。


そして、父の母への暴力。


毎日繰り返される怒声。

母の泣き声と悲鳴。


そして兄は父を殺そうとし、家庭は完全に崩壊した。



私は、父に愛される為なら、父に犯されても構わないとまで思っていた。

それほど自己犠牲を払わないと、
私は愛される価値等ないのだ、と強迫観念に囚われた。

今となってはそれが異常なことだと分かる。

でも当時は死に物狂いで愛を渇望し、心は切迫していた。




離婚が決まったころ、私は父が自殺しようとしている現場に鉢合わせした。

父は自分の腹に包丁を突きつけていた。

それを見て悲鳴を上げた私に、包丁を向けた。


平日の昼間の薄暗い居間。



その後の記憶は全くない。



「父に愛されたい」


この気持ちが昇華できない限り、
私はAさんのこともトラウマとして残り続けるんだろう。


辛い想いをしなくては、愛は獲得できないという歪んだ認知。


私は今まで、
「容易く手に入る男性からの愛」を、ことごとく蔑ろにしてきた。


私を好きになるなんて、おかしい。

「私は傷つかないと愛を得られない」のに、と思っている。




何が書きたいのか、今日は分からない。



ただそのまま、父に、ありのままの私を愛して欲しかっただけなのに。











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by foxyborderline | 2016-03-16 18:50 | 日々


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