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「寂しさに負けた」

週末だけホステスをしているお店で、
以前から熱心に口説いてくる既婚者のお客さんがいた。


名前をGさんとする。
50代。

結論から言うと、Gさんと一昨日、セックスをした。


2月ごろに口説かれた際に、「私は障害者だから恋愛は出来ない」と言い、
岡田尊司先生の「境界性パーソナリティ障害」という著書を渡した。


まさか真面目に読まないだろうと思っていたら、
彼は本を熟読し、勉強を始めた。

3度も読んだという。


そしてお互いの都合のいい時間を食事や飲みにあて、
日々落ち込んでいる私を、一瞬でも楽しませようと工夫をしだした。

私は恋愛感情など微塵もなかった。



なのにある日、私はGさんとキスをする夢を見た。

それは嫌悪感を感じるものではなかった。
その時初めて男性として意識した。



セックスをしたその一昨日、私は自分から会いたいと言った。
話がしたい、と言った。


「もう不倫もしたくないし、自分が壊れるのが怖い。
見捨てられ不安が出るのも怖い。
でも、Gさんのことは好きです。
だから、いままで通りでいてほしいです」

と食事をしながら話した。


Gさんが発した言葉はこうだった。


「別に不倫なんかしなくても、このままの食事に行くだけの関係でもいい。
僕はfoxyを見捨てないよ。絶対に見捨てない」

と。


不倫する男はロマンチストだと分かっている。
責任がないからだ。


それなのに「絶対見捨てない」という言葉に、心は大きく揺すぶられた。

泣きそうにすらなった。

それは喉から手が出るほど、私が欲しかった言葉。



セックスをして、思ったことは。


「一度きりにしたほうがいい」
「恋愛をしたら、また精神が壊れる」
「もう誰かを傷つけたくない」
「自分も壊れたくない」

だった。

する前とした後、何も変わってはいない。


それでも一年以上ぶりの
「人肌を感じ、誰かと眠る」という行為に、
心が落ち着いたのも事実。


それから
「私は不倫しか出来ないくらい価値がない人間なのだ」
「まともな結婚なんて出来ない女なんだ」
とも思った。


別に不倫やセックスがしたい訳ではない。


私はただ、理解者が欲しかった。


障害について、理解し接してくれる人が欲しかった。


今までは障害者であることを打ち明けただけで怯んで行く男ばかりだった。
それをGさんは容易く乗り越えてきた。

そのことが単純に嬉しくなっただけだ。



これが人を好きという感情なのかも分からないし、
こんな関係が続くのかも分からない。


恒常的に寂しいという状態が続けば、正しい判断なんて出来ない。

私は寂しさに負けたんだと思う。


ただ、そんな事実があったということ。


それだけ。









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by foxyborderline | 2016-05-27 13:54 | 恋愛 | Comments(5)

「薄ら死にたいままの毎日」

このところ、死にたい気持ちが強くて困っている。


フラフラで仕事に行き、週末だけのホステスもし
生活の基盤はかろうじて出来ている。


それでも日々、ふとしたことで何度もフラッシュバックは起こり、
脳の中で「早く死ねよ」と繰り返し声が聴こえる。



例えば、死にたさが「0」の人がいるとして、
私は死にたさが「マイナス100」位あるとして。


その「マイナス100」を埋めるだけでも精一杯の暮らしの中で、
私は仕事や生活を頑張らなくてはならないのかと思うと
「0」の人と比べたら、日々負担が大きいな、と感じる。



望んで精神障害者になった訳ではない。

望んで機能不全家族に育った訳ではない。

だれが望んで、父親に殺されかかるものか。

これはもう、運みたいなものなのか。

だとしたら、とても不公平だ。



昨日、精神障害者手帳と自立支援の更新をしてきた。


もちろん便利だし、これらがないと療養生活がままならないのだけれど
毎回更新の時には落ち込んでしまう。

「これを持っている限り、私は健常者ではない」と。




自殺企図をしないだけ、マシ。

数年前、約二年間も無職で寝込んで
毎日自殺未遂をしていたころよりマシ。



でも。

誰からも愛されず、愛せず。

子供も産まず、家庭も持てず。

友人も身近にほとんどおらず。



そんな人生になんの意味があるんだろう。


ただ生きているだけで。


生きているだけで、私には何にも価値がないと思ってしまう。



いや、本当は、生きたい。

もっとイキイキと。

充実感や喜びを感じて生きてみたかった。










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by foxyborderline | 2016-05-20 15:44 | 日々 | Comments(9)

「NHK ハートフォーラム「境界性パーソナリティ障害」」

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8日に新宿で行われた

「NHK ハートフォーラム「境界性パーソナリティ障害」」
〜否定する世界から、受け入れる世界へ〜

に参加してきた。

広いホールはほぼ満席で、関心の深さに驚いた。


ボーダーの治療の専門家、精神科医の岡田尊司先生、
当事者である咲セリさん、
カウンセラーの遊佐安一郎先生
司会にカウンセラー芸人鮎川ヒロアキさんが出られた。


岡田尊司先生の講演は

境界性パーソナリティ障害とはどんな障害なのか、に始まり、
愛着に焦点を当てた治療が重要だという内容だった。

実際のケースも紹介された。

●愛着とはすべての絆の根底にあるもの。
●安心のよりどころ。
●愛着という視点を導入することで、治療がはかどる。
●愛着を感じるのは臨界期である、1歳半までが特に重要である。

そして、「ボーダーは優しさに飢えた障害」である、とおっしゃっていた。

「症状を治すのではなく、愛着を修復すること」が大事だとも。

キーワードは「安全基地」。
困っているときに身を寄せる木陰。
求めたときに応じてくれる環境が必要、だと。




次は、咲さんと鮎川さんの対談。

咲さんのこれまでの症状、旦那さんとの関係について話されていた。

旦那さんは、鉄パイプや植木鉢で殴られても逃げなかったらしい。

ずっと見守ってくれていたという。

そして、旦那さんとやっているという「産まれ直しの儀式」というものの映像が流された。

寝起きに、
「産まれてくれてありがとう。みんなセリが産まれてくれるのを待っているよ」
と旦那さんは優しく声をかけていた。

まさに「症状を治すのではなく、愛着を修復すること」を実行されているなあ、と思った。

それから咲さんが独自にやっているという、
毒を吐くためのノート、と自分の行動を振り返るためのノートの紹介があった。

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これは前記事に私が書いた「ABCノート」に近く、それを自己流でされていることに驚いた。

寛解に向けて、ものすごく努力されている。



最後に、先に集めておられた質問コーナーと、
ボーダーの方のお手紙を読まれた。

質問コーナーは少々物足りなかったけれど、
岡田先生の一貫した「優しさ」のようなものが伝わってきた。



いい会だなあ、と本当に思った。

これだけの人が関心を寄せて来られたこと。

世間に周知してもらえるいい機会になったこと。



ただ、「症状を治すのではなく、愛着を修復すること」が大事だということを聞いて
私はとてつもなく孤独な気持ちになった。

「安全基地」。
困っているときに身を寄せる木陰。
求めたときに応じてくれる環境。


私には、障害を理解してくれる伴侶も家族もいない。

今まで、元旦那さんも、AさんもCさんもEさんも、
皆私の症状に恐れおののき、そして鬱状態になって私を見捨てた。


咲さんの旦那さんの様な男性は、とても貴重な存在だと思う。


「愛情深く、子供を育て直すように接してあげてください」と岡田先生は言った。

けれど、そういう人に巡り会えなければ寛解は遠いんだろうか、と思い私は落ち込んだ。


誰かと関わることが極端に怖い。

これ以上誰かを傷つけるくらいなら、一生一人でいたほうがいいだろう、と諦めもある。


それならば、一人でも克服できる強さを身につけなくてはいけない。

自分で自分を愛し、自分で育て直さなければならない。


そんなことを思ったフォーラムだった。


また機会があれば参加したい。


一緒に参加してくれた、友人に感謝。






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by foxyborderline | 2016-05-11 14:15 | 治療について | Comments(9)

「カウンセリング 4回目「ABCシート」」

先日はカウンセリングだった。


「こころを癒すノート」をテキストに認知処理療法を行っている。

カウンセラーはまず、

「前回のセッションで「今は安全」だと認識できたことはとても大きな進歩です」
と言った。

今回は「こころを癒すノート」のモジュール3、
「考えのパターンを知ろう」に取り組んだ。

人間には一次感情(基本感情)というものがあり、
それは

●恐怖
●怒り
●悲しみ
●喜び
に分類されるらしい。

例えば自動的にネガティブになること自体が、認知のゆがみであるということ。

いつもネガティブなパターンに引きずり込まれるのは
自分を客観的に見られていないということだとのこと。

今回は「ABCシート」というものを使い、それらを整理することになった。

Aは「何が起こったか」
Bは「心の中のつぶやき」
Cは「感情や行動したこと」

を書いていく。

それに対して、
「自分のつぶやきは、本当に筋が通っているか」
「これから先、どのように自分に言い聞かせることができるか」
を書く。

私が書いたのは以下だ。

赤文字はカウンセラーの意見を書き添えた。

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一瞬で激しく思い込み、落ち込んでしまっているのが分かる。

些細なことであれば、「A 人がイライラしている」ということでも
私は「B 嫌われた。私がいるせいだ」→「C 悲しみ 怒り」

その次に、「私は愛されない」に結論づけられている。


カウンセラーは、

「最後の「これから先、どのように自分に言い聞かせることができるか」
はポジティブ、とは違います。
いかに客観的に自分の感情を整理するかです。
無理矢理前向きになろうとはしないでください」

と言った。

染み付いてきた思考のパターンを知り、客観的になる練習。

「自らの敵を知る」ってことらしい。


これをこまめに書くことになった。


自分でもおかしいくらい
「どうせ愛されない」という思考に行き着いてしまうことが分かった。


こつこつやってみようと思う。


今回は以上。








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by foxyborderline | 2016-05-10 22:40 | 治療について | Comments(6)

「通院」

先日は通院の日だった。


Aさんのフラッシュバックが襲ったことを先生に話した。

でも、以前よりも症状が軽かったと思う、とも言った。

持ち直す時間が短くなっている、と。



「認知処理療法が効いているんだと思う」
「「今は安全である」という意識がそうさせるんだ」

と先生は言った。


でも、死にたい想いで体中に膜が張っているようです、と話すと、

「その膜は今、どれくらいの厚さ? 前はどれくらいだった?」
と聞かれた。


私は目一杯腕を伸ばして、「前はこのくらい」と言った。

それから、30cmくらいに縮めて

「今はこれくらい」と伝えた。


それを先生はものすごく褒めた。

膜が薄くなっていることだけではなく、
それを私が自分で体感として得ていることを褒めた。


以前は30分も40分も診察をしてもらっていたのだけれど
(見捨てられ不安が起こるため。なので一番最後の予約になっていた)

このところ、どんどん診察時間が短くなっている。


よいことだと思う。


薬は以下。


●セロクエル25mg ×2錠
メジャートランキライザー(強力精神安定剤)の一種。
統合失調症以外にも様々な精神疾患に用いられている。

●頓服  エビリファイ内用液0.1%  6ml × 1日2包まで
メジャートランキライザー(強力精神安定剤)の一種。
様々な精神症状に効果を発揮する。

●ラミクタール100mg × 2錠
脳神経の興奮をおさえて、てんかんの発作を予防する。
また、躁うつ病の維持療法に用いる。

●ルネスタ 1mg × 1錠
「超短時間型」睡眠薬。







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by foxyborderline | 2016-05-02 18:04 | 治療について | Comments(6)


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