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「カウンセリング 11回目」

先日は11回目のカウンセリングだった。

「こころを癒すノート」を元に認知処理療法を受けている。


10回目のセッションのことが書けずにいる。

今は亡き父に、思春期に殺されそうになったこと、
貧困と暴力に塗れた時代を思い出すことが怖くて仕方ない。


今回もGさんに車で連れて行ってもらったのだけれど、
カウンセリングルームに近付くにつれ気分が悪くなり、
解離しそうになって横になる始末だった。


カウンセラーの先生は
「foxyさんはトラウマ治療とは「恐怖と対峙すること」と分かっておられるのですから、
やはりここへ来ることで調子が悪くなることもあるんだと思います」と言った。


父の件でIES-R(PTSD評価尺度)を受けた。

結果は41点。
(25点以上だとPTSDの可能性大だと言われている)

父のことと対峙しようとしてから、この点数はグッと上がって来た。


あまりに辛い。

先生に「日常生活は送れていますか?」と聞かれた。

「送れています。
ただ、前回のセッションから一週間ほど解離しやすかったですが
最近は仕事も順調だし、自殺企図をしていないです」
と私は答えた。


「お父さんのトラウマを、「あえて治療しない」という選択肢もあります」
と先生は言った。

続けて
「フラッシュバックが起こったり日常生活が送れないほどの支障が出るといけません。
Aさんの時はまさにそうでしたね」
「けれど、foxyさんはお父さんのトラウマを抱えながらも日常生活を送っています。
対峙することにここまで恐怖を感じてしまうなら、
トラウマを抱えながら「心の健康な部分を伸ばす」という方法もあるかもしれませんね」と。


「あえて治療しない」という選択肢。

そんなことを微塵も想像していなかったので、私は力が抜けた。

巨大すぎるのだ。

どこから対峙すればいいのか分からないほど、黒くて深い心の穴。
記憶すら断片的で、曖昧な思春期。


一ヶ月後、次のセッションまでに「父とのトラウマを治療する必要があるか」
について、じっくり考えてほしいと先生に言われた。

そして、
「お父さんのトラウマにまつわることで、得たことを書いてください」
と先生は言った。


得たこと??と頭が一瞬真っ白になった。

暴力と、貧困と。
それで得たこととは???


ああ…でも少しあるな、と思ったことがいくつかあった。

今の職種をずっとずっと続けているのは父の影響がある。
貧困で大学も専門も進学できなかったので負けず嫌いになり、相当努力をした。
20代は働き過ぎて体を壊したりもしたけれど、独学のわりにはいい業務をさせてもらってきた。
そのおかげでいつ会社が無くなっても、この歳でも仕事には困らないまでのスキルはある。
額面が多くはなくても、安定して稼げる能力はある。


苦労が身になるなんて、私は一切思わない。

苦労なんてしないほうが、人間がすくすくと素直に育つだろう。

けれど苦労をしたからこそ、
私は負けたくなくて踏ん張って生きて来た部分もあったんだな、と感じられた。

そんな自分を労ってやってもいいはずだ。




次はまた来月。

一回一回のセッションを大事にしよう。

どんなに怖くても、私は治療に向き合いたい。









追記

ずっと、コメントの返信ができません。
すみません。
皆さんいつもありがとうございます。
すべて読ませていただいております。
力になることばかりです。

それから、同じボーダーの方へ。
どうか絶望しないでください。
必ず良くなります。
私は少しずつ良くなってきています。
一緒に治療に向かいましょう。

このブログは、拙い内容で何の役にも立たないと思うのですが、
境界性人格障害の治療が進んでいる証として残していきたいと思っています。


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by foxyborderline | 2016-11-28 15:47 | 治療について | Comments(1)

「死にたいまま」

やはり、前回のカウンセリングのことが書けない。

そうこう言っている間に、次回のカウンセリングの日が近付いて来た。

記憶の箱にしっかり閉じてきた中身を、開けつつあることが怖い。



日々なんとか暮らしている。

パートナーであるGさんにも
試し行為も見せていない。

「死にたい」と口に出すことはあっても。

でも口に出せる相手がいないので、
Gさんに死にたい気持ちを吐露できることは大いに救いになっている。

そして自殺企図をしていない。

誰か一人でも、「自分の味方だ」と思えることは本当に大事だ。



それから最近、自分より症状が酷いボーダーの方のブログ等をよく見ている。

ボーダーでもいろんな方がいて、症状も様々だ。


苦しみの渦中にいる方の気持ちは本当に分かる。


(でもその方を見て、心配するとともに自分と比べて安堵している部分もある。
私は本当に性根が腐っているな、と自分で自分を思う)


私も無茶苦茶に毎日自殺未遂をしていた時期もあったし、今も死にたい気持ちは治まらない。

いつまたそうなるか分からないと思う。


どうしてこんな障害が生まれたんだろうなあ、と考えたりする。


でも今となっては、


人生においてこの障害を得たことは

「手放すこと」「諦めること」「負けること」「失うこと」

の大事さを知れたので良かった、と思える。


「得ることばかり追う人生」に、疲れてしまったんだ。


私は、「得ること」を追いかけ、人生にひたすら失敗してきた。

散々人間関係も壊してきたし、恥ばかりかいてきた。

自分自身に負け続けの人生だ。



でも何も求めず、ただ生きているだけで自分に価値がある、と思いたいと思うようになった。

頑張らなければ誰からも愛されないと信じていた価値観からは
ほんの少し脱出しつつあるようだ。



私は、愛されなくても、勝たなくても、認めてもらえなくても、
死にたいまんまでも、生きていきたい。


いつか、生きていてよかった、と心から思えるようになりたい。











追記

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すみません。
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by foxyborderline | 2016-11-22 18:47 | 恋愛 | Comments(5)

「寛解について」

先日コメントで、

「境界性人格障害は寛解しないと思うと怖い」
「絶望しかない」

との内容をいただきました。


胸が痛くなりましたので、私の考えを書いておきます。


私は寛解と言う言葉がしっくりこないのであまり使いたくないのですが、

「境界性人格障害の症状は軽減することができる」

と思っています。


実際このブログを書き出した4年前、私は
DSM-IV診断(ボーダーの判断基準テスト)の全ての項目に当てはまりました。

以下、現在症状がどのように出ているか、
○×で書いていきます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈1〉 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとする
気も狂わんばかりの努力(注:5.の自殺行為または自傷行為は含めないこと )

× 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈2〉 理想化と脱価値化との両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる
不安定で激しい対人関係様式

×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈3〉 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像や自己観

○(自分が何者なのか分からなくなるときがあります)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈4〉 自己を傷つける可能性のある衝動性で、
少なくとも2つの領域にわたるもの(例:浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食い)

○(浪費、むちゃ食いは有り)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈5〉 自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為のくり返し

×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈6〉 顕著な気分反応性による感情不安定性
(例:通常は2 - 3時間持続し、2 - 3日以上持続することはまれな強い気分変調、
いらいら、または不安)

×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈7〉 慢性的な空虚感

○(生きていることが虚しい気持ちがあります)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈8〉 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難
(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかをくり返す)

×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈9〉 一過性のストレス関連性の妄想様観念、または重篤な解離性症状

×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


診断基準によると、5つ当てはまると境界性人格障害だということになります。

今、3つしか当てはまらない。


ただ、ボーダーというのは怒れる活火山だと私は思っているので
再噴火を懸念し油断せず自己分析しつつ、症状をコントロールしているところです。


私の主治医は、

「境界性人格障害は治りません」
「ただし、「障害」が取れて、「境界性人格的」なパーソナリティになります。
日常に障害がない状態で、そういう個性の人間、ということ」

と言っています。


あの境界性人格障害治療の第一人者、岡田尊司先生も、
治療を進めることで
「自由奔放で少し子供っぽく、可愛い人間味溢れる本来の姿に戻ることがある」
というようなことを御書に書かれていました。


私はそれを目指しています。


今私は、
精神科受診、
カウンセリング受診(認知行動療法)
教会通い(私はプロテスタントのクリスチャンです)

の三本柱で治療に向かっています。

居場所や逃げ場は多い方がいいです。


この4年で、怒りや悲しみは少しずつ昇華できると思いました。

まだ蓄積されている部分がたくさんありますが、
一生かけて向き合っていくことになるのかもしれません。


もしかすると、それが私の生きる目的なのかもしれないとすら思っています。












追記

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by foxyborderline | 2016-11-14 17:40 | 治療について | Comments(5)

「日々」

父の墓参り後のカウンセリングが終わって、
その数日後の診察が終わって

それからブログが書けないままでいた。


もう2週間も経っている。
(後日なんとかしてまとめたいと思う)


頑張って治療に立ち向かってはいるけれど、やはり恐怖が勝る。


認知処理療法を受けながら解離してしまうことも怖い。

固く閉じた記憶の箱を開けてしまうことが怖い。

父から殺されそうになったという事実を思い出したくない。


今回もしっかり解離して軽くパニックになっていた。



なんとか日常生活は送っている。

正社員の仕事もこなしているし、むしろうまくいっている。

ボーダーらしい症状も出ていない。

暴れたり、試したりもしていない。



何も求めない暮らしに慣れつつあるのだと思う。

結婚出産も、もうなりゆきでいい。
強く求めたりしないし、なければない人生でいい。

まだ父に愛されたいと願うけど、死んだ父が私へ挽回することはできない。
それはもう幻影に近いものだと分かっている。

過去は変えられない。


私は生きる希望を持てなくても、もう構わない。



もちろんGさんが私に気を配り、
サポートしてくれていることは大きな安心ではあるけれど。



死にたい気持ちは薄らと私の体にまとわりついているし、
朝起きることが悲しくて仕方ない。

一生眠っていたいのに。



生きづらさから開放されることは一生ないのかな。

それでも以前よりはずっとずっと、マシだけど。


私は一体何のために生きているんだろうか、とふと思う。


いや、死ぬために生きているのかもしれない、と思い直す。

どうせ、いつかは必ず死ぬのだから。


それなら、もう少しだけこの生きづらさを軽減させてほしい。

もう少しだけ。







追記

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by foxyborderline | 2016-11-14 10:49 | 日々 | Comments(0)


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